堰を切ったように農政批判
5月31日、福岡・柳川市で活動。
柳川市(柳川市、大和町、三橋町が3月に合併)は米・麦どころ。昨年の収穫はそれぞれ1万2千トン台。政府の品目横断的経営安定対策によって対応が急がれる中、梅崎和弘市議が農協に懇談会を呼びかけた。繁忙期と重なって忙しい中、JAの本所・支所が応じてくれた。梅崎さん、県委員会の土井安行農漁民部長とともに話を伺う。
1日かけて、JA柳川本所、昭代支所、大和支所、三橋支所を回る。本所では堤英樹代表専務理事、支所では各支所長と役員が応対。現状と対応を伺ったが、中には堰を切ったように「政府のやり方は許せない」と不満と怒りの訴えをされる役員も・・・
・柳川では米、麦、大豆への依存率が48%と県南9つのJAの22%と比べて高い。乗り遅れたら(4㌶以上の認定農業者か20㌶以上の集落営農)、補助金が受けられず農家は死活問題。柳川管内では32の営農集落をつくる。達成率はいま45%。今年度末に間に合わせないといけない。
・本所で7名の専門スタッフによる担い手支援組織をつくって、毎晩農家と話し合いを積んできたが大変。「助走期間」が短すぎる。
・助成は過去3年の実績をもとにすると言うが、これから農業する人、過去の台風の不作など、どうするのか。
・農家は減反政策に不信をいだいてきたから、今度のやり方を信じていいのかという思いがある。麦は6月から播種前契約が始まる。有無を言わせず従えとのやり方だ。
・政府の民間開放推進会議がめざす方向は、株式会社の参入を認め、農協や農業委員会の解体するもの。絶対に認められない。共産党にもがんばってもらいたい。
・柳川は全国に先駆けて、航空画像による解析を行い区分出荷が可能となった。おいしい低たんぱく米を供給している。そんな努力をみてほしい。
農地は減る、農業従事者も減るであろうことは、みんなの共通した認識だった。
――では食料自給率も上がりませんね。
「そうです。一方で自給率向上を掲げながら、農業を切り捨て、農民のやる気をなくさせる・・・この矛盾が日本の農政です」
――誰のための農業なのかと・・・
「麦や大豆を作らなくなったら、あとはアメリカの言い値です。日本人の胃袋をどう考えているのかといいたい」
貴重な意見をいただいた。農業を大切にしないのは亡国者である。その思いを強くする。農政の舵取りをはやく変えねば。
梅崎市議も30年来の農業生産者。ナスを栽培されている。
選果場とハウスを案内してもらった。柳川でつくってもブランドは「博多なす」だ。そういえば、ネギもイチゴも「博多」がついているなあ。
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