今月の名湯(10月)――草枕温泉(熊本県)
九州農政局(熊本市)に出かけた日、午後からオフとなった。玉名市内に絶景の露天風呂があるという。熊本市からバスで約50分、帰りは玉名駅までバスで約30分。うーん、どうしよう。
バスセンターで職員が「1000円の一日乗車券がありますよ」。
この一言で決まった。夕方には福岡に戻ることができる。
草枕温泉「てんすい」 に到着。天水旧小天(おあま)村湯ノ浦地区には古くから温泉があった。夏目漱石は明治30年(1897)に前田家別邸で正月を過ごした旅をモデルに「草枕」を書いた。
泉質は45.5度の単純アルカリ泉。お湯はいい。そしてこの景色がすばらしい。海も山も空もみえる。田畑も見える。農作業の人がいたら丸見えだ。
素っ裸で背伸びをする。ああ、なんという開放感。木のベンチには素っ裸の親父さんが寝ている。
入浴料500円。大きな内湯、うたた寝の湯もサウナもある。転地効果には抜群の温泉だった。が、小説を書くひらめきはうかばなかった。
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